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2010/03/07

ベーシックインカムに対する反論

ベーシックインカム
ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府が全ての国民に対して毎月最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金(5万円-8万円程度)を無条件で支給するという構想。 - Wikipedia
先日放送された"朝までニコニコ生激論 テーマ『ベーシック・インカム(キリッ』"の録画版がアップされたので見た。ベーシックインカムにはそんなに興味はないが、東浩紀、堀江貴文、小飼弾のベシャリは一見の価値があるので(内容は別として)。

で、なぜか最もベーシックインカムを必要としない人たちが導入の是非を声高に叫んでいる。
出演者(特に東浩紀、堀江貴文、小飼弾)は口が達者だから論理的に反論するのは難しく、ベーシックインカムを導入するのはいいことだ的な論調で終わっている。
動画の内容から察するに、ベーシックインカムの利点は以下の4つがメイン(だと思われる)。
  1. 最低限の生活を保障することで、飢死する人がいなくなる。
  2. 無理に働く必要がないので、労働ストレスが軽減される。また、雇用の流動性が高まる。
  3. 失敗した場合の人生が保証されるので、やりたい事に挑戦しやすくなる。
  4. 社会保障・福祉の仕組みがシンプルになり、公務員を減らせる。
変だ、おかしすぎる。これで利点と言えるのか。これを利点と呼ぶのは、相当なオプティミストか、バカか、悪意を隠した切れ者かのどれかだ。
以下反論。
  1. 昨今この日本で餓死している人がどれ程いるでしょうか?少なくとも私は一人も知りません。今の日本の恵まれた環境で餓死するような人は、月に数万円をあげても餓死するでしょう。
  2. 働く必要性がなくなることは、果たして一概にいいことだと言えるのでしょうか?経済的な面から見れば、国際的な競争力は確実に低下するでしょう。それは、日本の衰退を意味します。ダンコガイやホリエモンは、どんな状況でも稼げる人なので何とでも言えるでしょう。働きたい人にとっては、益々厳しい世の中になっていくでしょう。
  3. やりたい事に挑戦する人、できる人は、ベーシックインカムがなくても挑戦するでしょうし、失敗したからといって、ベーシックインカムの生活に甘んじることは少ないでしょう。 逆にベーシックインカムのみを頼りにして生きる人は最初から挑戦などしないでしょう。そして、世の中の多くの人は挑戦しない人となるでしょう。(働く必要性がないなら、易きに流れるというのが大衆の性質。)
  4. 上記3つの利点が利点でないならば、仕組みをシンプルにするというだけでは、制度を大きく変えるモチベーションとはならない。
 動画の中で、「働きたい人は働くので競争力は落ちない」みたいなことをダンが言う場面があるが、それは間違っている。働きたい人の労働だけで、競争力を確保できるなんて甘すぎると思う。現実的に1960年代からの高度経済成長だって、ある種の無理に働かざるを得ない状況や環境が原動力となったはずだ。いや、そういう状況が濃縮していたからこその高度経済成長だったとも言えるのではないだろうか。もちろん、高度経済成長期と今とでは状況が違うから、ただ単に労働の必要性を訴えるわけではないが、ベーシックインカムによる一掃で全てがうまくいくとは到底思えない。少なくとも、ニコニコ動画で口達者な人たちが言うようなサクセスはない。あれは高等遊民の戯言だ。

<利点と問題点の網羅性が高いサイト>
<まともな(もしくは、共感できる)反論をしているサイト>

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