元気にやっていますか?
私は相変わらず、曖昧な空白とともにふらふらする毎日です。
健体壮美なあなたのことだから大丈夫だとは思いますが、
くれぐれもお体にはお気をつけください。

2010/03/19

下請けソフトウェアハウスが危機である3つの理由

少し抽象的な話になってしまうが、1システムエンジニアとして今後の大局を見極めるべく、常日頃感じている不安のようなものをまとめてみた。
  1. ソフトウェア業界の成熟に伴って、システム開発業務自体がもっとシステマティックになり、効率化・工業化が進む。
  2. オフショアリングが促進・成熟することで、より安価な労働力で、よりよい品質のソフトウェア開発が可能となる。
  3. クラウドコンピューティングの台頭で、システムリソースのアウトソース化が進み、システム開発の案件自体が減少する。
ソフトウェア開発の工業化もクラウドコンピューティングの利用も現段階では賛否両論ある。
現場で日々難解な業務仕様と格闘するエンジニアなら、画一的な方法論によるシステム構築は馬鹿げていると思う人が多いだろうし、企業が完全に外部リソースに依存することは、情報セキュリティの側面から見れば課題が山積みであることは間違いないだろう。
しかし、少し長い目で見ればこのトレンドは堅い。なぜなら、資本主義の効率化推進の原則は強固で、歴史がそれを証明しているからだ。
人間の労働によって賄われていたパワーが、技術や方法論の進歩によって、必要とする人間の手を減少させる。
手で種を撒いたり、熱した鉄を鋳造したりする人間は、現代では極めて少数であることを考えれば明らかだ。
現時点で、出来そうにないと思うこと、課題が山積みであることは問題ではない。技術革新と進歩は、いつの時代もそういった感情を伴うからだ。
多くの人間が不可能だと思うことを、一部の革新的な人間が実現していく。

つまり、ソフトウェア業界も他の産業同様、労働集約型ビジネスは縮小し続け、一部の特殊ビジネスを除いて消滅していく。
もちろん、ゼロになるわけではない。ニッチな市場をターゲットとしたり、悪化する条件に耐え忍びながら生き残るものもいるだろう。
しかし、労働力自体が商品というソフトウェアハウスのビジネス特性上、よっぽど特殊なサービスを提供できなければ生き残りは難しい。
ただの労働力提供しかできない企業、個人は衰退の一途をたどり、目に見えて労働条件が悪化していくだろう。

そんなパラダイムシフトの真っ只中で、1エンジニアとして考えなければならないことは何だろうか。
僕らは現実的なサラリーマンの視点から熟考する必要がある。

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