元気にやっていますか?
私は相変わらず、曖昧な空白とともにふらふらする毎日です。
健体壮美なあなたのことだから大丈夫だとは思いますが、
くれぐれもお体にはお気をつけください。

2010/03/28

転職時に自問するべき3つのこと、危険な転職動機

  1. 転職先の会社で求められているものは何か。
  2. 転職先の会社で求められているものを自分は提供できるのか。
  3. 転職後、どのくらいの期間で期待される成果を出さなければならないのか。
転職を考える人間は、今の環境や状況に何かしらの不満があることが多いので、ついつい自分が求めるものだけを意識しがちだ。給料はいくらか、福利厚生はどうなのか、残業時間はどのくらいか、昇給や昇進のスピード・可能性はどの程度か、・・・挙げれば切りがない。
しかし、実際によく考えなければならないのは、「自分が何を提供できるのか」だ。
自分が求めるものを手に入れるためには、まず最初に与えなければならない。Give and Take. 最初にくるのはGiveなのだ。
インターネットの発達によって華美な転職サイトが乱立し、転職者の欲望を掻き立てるような甘い言葉が横行している昨今、この当たり前の観点から転職を考えるのがより難しくなっているように感じる。
裸でそこに立ったときに一体自分には何ができるのか、どうやって利益を上げることができるのか、会社の看板を降ろした状態をよくよくイメージしてみるとよい。
私は新卒時にちゃんと就職活動をしなかったからか、未だに「外資系」とか「コンサルティングファーム」という言葉にある種の憧れを抱いてしまう俗物なのだが、この観点を心に留めておくことで、看板を求めて転職をすることが如何に馬鹿げたことかを忘れずに済む。

そう考えると、よく耳にする以下3つの動機で転職を考えることは危険性大だ。特に若者は。
  1. 自分のやりたい仕事ができない。
  2. 今の会社では、これ以上得るものがない。
  3. キャリアアップするため。
会社は自分のやりたいことをする場所ではなく、自分ができることを利用して利益を上げるための集団だ。得るよりも与えるのが先だ。
裸のあなたは何ができますか?本当のキャリアアップを考えるのなら、いつもこの質問を自分自身に投げかける必要がある。

最後に、私自身を含め、転職という誘惑に駆られる、すべての若者へ捧ぐ。
    ジャン・グルニエ著 『孤島』
    「見れば一目で… ―プロヴァンスへの開眼」より
どこかほかのところへ!それは若者の誰もが真先に発する叫びである。若者は生命をかみあわせる、ただ欲望の歯車だけに…。一体若者は、どこかへ行けば自分の願いが満たされると思っているのか?幸福になるための、愛するための場所が、あると思っているのか?しかし若者は、そんな質問を発する人たちを軽蔑する。青年は、自分自身が自分の正しいことの証人となる特権を持っている。青年は信じる、自分が存在することを、そして、自分が信じるものを証明する必要は何もないことを。

6 件のコメント:

  1. >転職先の会社で求められているものを自分は提供できるのか。

    これは本当にその通りですね。
    転職とは何か。
    転職に動きだす前に自分を客観的にみる一瞬が必要だと思います。
    誘惑があるときこそ一瞬たちどまる、ですね。

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  2. ブラックジャックさん
    コメントありがとうございます。
    今後もブログの情報を参考にさせていただきます。

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  3. いえいえ。
    ただ文中で、
    >自分ができることを利用して利益を上げるための集団だ。得るよりも与えるのが先だ。
    と書かれていましたが、もう一歩すすんで、自分ができること、というより『ミッションと成果をコミットし、できないことでもできるようにする』ということが必要ではないかと思います。
    私は外資系、コンサルティングファームのいずれも経験していますが、そんなふうに思います。

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  4. >『ミッションと成果をコミットし、できないことでもできるようにする』ということが必要
    おっしゃる通りです。
    "入社後"という観点で見れば、そういう努力は常に必要だと思います。
    ただ、このエントリーは、ほぼ自分への戒めなので。。。
    性格か、過去の経験からか「闇雲に背伸びしてコミットしてはダメ」という意識が強いです。
    本当はあまり大切ではない華美なもの(看板とか)に酔っ払っていると、
    自分の実力に見合わない「できないこと」にコミットしてしまうことがありますから。

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  5. 上記、本当におっしゃるとおりだと思いました。
    周りでの転職経験を聞いていても、転職は本当に厳しいものなのだな、と。

    また逆に、どこにいようとも、どんな仕事をしていようとも、「自分らしい」仕事の仕方はあるような気がします。理想的すぎるかもしれませんが。

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  6. Shanさん
    コメントありがとうございます。
    グローバルにご活躍されている姿が私にとってとてもよい刺激になります。
    最近たまたま「アクセンチュア流 逆転のグローバル戦略――ローエンドから攻め上がれ」という本を読んでBOPビジネスの可能性を知りました。
    BOPビジネスのあれこれ、今後も楽しみにしています。

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