元気にやっていますか?
私は相変わらず、曖昧な空白とともにふらふらする毎日です。
健体壮美なあなたのことだから大丈夫だとは思いますが、
くれぐれもお体にはお気をつけください。

2010/08/29

Why do Japanese work so hard?

日本人はなんでそんなにがんばって働くのか。
多くの人はこう答えるだろう、生活をするために必死に働いているのだと。
ふむ、当たり前だ。
しかし、西堀栄三郎という人の「日本人はなぜよく働くのか(英題:Why the Japanese Work So Hard)」というエッセイを読んで、気付いたことがあった。
このエッセイは、日本の高度成長期に書かれたと思われるので現在と事情はちょっと違うのだが、
氏の主張は以下のような感じだ。
日本人は会社に対する帰属意識が強い。
会社に対して家族的な一体感を抱き、ある一つの目的を与えるとみんなで力を合わせて頑張ろうという意識を持つようになる。
家族的な一体感、つまり、一番大切な人たちのためにという意識で働くので、働かされているという意識は全くない。
この団結は、逆境であればあるほど強くなる。
今となっては、「会社に対する帰属意識」を持っている人間は大分減ってしまった。
特に若い世代であればあるほど、帰属意識を持っている人は少ないはずだ。
残っているとすれば、優良大企業のサラリーマンか公務員ぐらいだろうか。
家族のために働く、今でもほぼ全ての労働者が心のうちに秘める強い思いが、会社という働く組織自体に適用される時代があった。
それは欧米化による個人自由主義の台頭によって薄れ、忘れ去られつつある。いや、むしろ会社を家族とみなすなんて、荒んだ心が為し得る考え方だとみなされる。
きっと会社を家族のように感じる人間にとっては、サービス残業やライフワークバランスなんて概念を思い付くのも難しかったはずだ。全ての仕事は、愛によって、愛のために行われるのだから。
でもその考え方はもう失われてしまっていて、取り戻すことはできない。
もし、この失われてしまった帰属意識が戦後日本の高度経済成長を支えてきた要だったとしたら、
私たちは革新的な方法を持って今の経済危機を乗り越えていかなければならない。
私たちは今もなお家族を愛するが、もう会社のためには働けない。
それはただの抽象的なダンボール箱のようなもので、働くための手段でしかないことを知ってしまったからだ。
私たちは相変わらず頑張って働く。愛するもののために。

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